9月、定期健診です。
2023年夏に、健康診断で心雑音があるとのことで、心エコーで大動脈便閉鎖不全症と診断され、
その時から数えて、5回目の心エコーとなります。
一番最初の心エコーの結果をもらえていないため、手元には、4枚の検査報告書があります。




2024年2月、8月、2025年3月、9月の4回です。
自分で見ても、よくわからないので、生成AIに聞いてみました。
チャットGPT、Gemini、Copilotに聞いてみましたが、Copilotはの回答は、あまり期待していたものではありませんでした。
Copilotの使い方が、よくわかりません。office関連に絞った方がいいんでしょうかね。
チャットGPTと、Geminiでは、チャットGPTの方がわかりやすかったです。
一応、両方の回答を載せます。
Gemini
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ご提供いただいた心エコーの検査結果画像を拝見しました。ファイル名の日付をもとに、時系列に沿って分析します。
2024年2月9日
この時点での検査結果は、心臓の機能にいくつかの問題があることを示しています。
- 大動脈弁逆流(AR): moderate〜severe(中等度から重度)と評価されています。
- 左心室駆出率(EF): 58%で、正常範囲の下限に近い値です。
- 左心室駆出時間(LVET): 271msecと短縮しています。
- 僧帽弁逆流(MR): trivial(微量)で、問題ないレベルです。
- 三尖弁逆流(TR): trivial(微量)です。
- 左心室の壁運動(LV wall motion): 正常な動きではない部分(asynery)が見られ、EFが60%程度に低下しています。
- Findings(所見): 「moderate〜severe AR」「AML fluttering(僧帽弁前尖のひらつき)」「Abd-Ao逆流(腹部大動脈の逆流)」「EFが60%程度」などの記述があります。
この時点では、すでに大動脈弁逆流が進行しており、心臓の機能に影響が出始めている状態と言えます。
2024年8月12日
半年後の検査結果です。
- 大動脈弁逆流(AR): 評価は引き続き moderate〜severeです。
- 左心室駆出率(EF): 55%と、前回よりさらに低下しています。
- 左心室駆出時間(LVET): 243msecと、さらに短くなっています。
- 左心室の拡張末期径(LVDd): 66mm、収縮期径(LVDs)が45mmと、左心室が拡大しています。これは大動脈弁逆流による負荷が増大していることを示唆します。
- 僧帽弁逆流(MR): trivial(微量)です。
- 三尖弁逆流(TR): trivial(微量)です。
- 心室中隔(IVS): 11mm、後壁(PWT)が10mmと、左心室の肥大が見られます。
- Findings(所見): 「moderate〜severe AR」「AML fluttering」と前回同様の所見に加え、「EFが55%」「LV dilation(左心室拡大)」の記述があります。
この結果から、大動脈弁逆流の進行とともに、心臓の機能低下(EFの低下)と心臓の拡大(LVDd、LVDsの増大)が認められ、状況が悪化していることがわかります。
2025年3月10日
前回の検査から約7ヶ月後です。
- 大動脈弁逆流(AR): 評価は引き続き moderate〜severeです。
- 左心室駆出率(EF): 56%と、前回からわずかに改善しているように見えます。
- 左心室駆出時間(LVET): 275msecと、前回より延長しています。
- 左心室の拡張末期径(LVDd): 64mm、収縮期径(LVDs)が45mmと、左心室の拡大は続いています。
- 僧帽弁逆流(MR): ARの二次的な影響として、mild(軽度)の僧帽弁逆流が新たに評価されています。
- 三尖弁逆流(TR): mild(軽度)に増悪しています。
- Findings(所見): 「AR:moderate〜severe」「ARのsecondary MR(ARに起因するMR)」「EFが60%程度」「LV dilation」といった所見が記載されています。
この検査では、大動脈弁逆流の影響が他の弁にも及んでいることが示唆されます。EFが持ち直しているのは良い兆候ですが、左心室の拡大は改善していません。
2025年9月8日
最新の検査結果です。
- 大動脈弁逆流(AR): 評価は moderate に下がっています。以前より軽快したと見なされているようです。
- 左心室駆出率(EF): 62%と、前回からさらに改善し、ほぼ正常なレベルに戻っています。
- 左心室駆出時間(LVET): 211msecと、前回より短くなっています。これは、ARの程度が軽くなったためと考えられます。
- 左心室の拡張末期径(LVDd): 63mm、収縮期径(LVDs)が43mmと、わずかですが縮小しています。
- 僧帽弁逆流(MR): trivial(微量)と、前回のmildから改善しています。
- 三尖弁逆流(TR): trivial(微量)と、こちらも改善しています。
- 心室中隔(IVS): 10mm、後壁(PWT)が10mmと、左心室肥大も改善傾向にあります。
- Findings(所見): 「AR:moderate RCC・NCC弁輪部よりjet偏位あり」「明らかなvegetation様所見は見られず弁輪はやや拡大か」「EFが60%程度」などの記述があります。
まとめ
時系列で見ると、2024年2月から2024年8月にかけて、大動脈弁逆流の進行とともに心臓の機能が低下し、心臓が拡大していく悪化傾向が見られました。
しかし、2025年3月から最新の2025年9月にかけて、大動脈弁逆流の程度が改善し、それに伴い心臓の機能(EF)やサイズ(LVDd, LVDs)も改善しています。僧帽弁や三尖弁の逆流も軽減しており、全体として心臓の状態が改善していると判断できます。
この改善は、治療(例えば、投薬治療)の効果や、何らかの原因(例えば、一時的な炎症など)が治まったことによる可能性が考えられます。大動脈弁の弁輪の拡大や、弁の動きに異常があるという所見は続いていますが、現時点では心機能が回復しているため、経過観察が主になると考えられます。
これらの分析から、2024年後半には心機能の低下が進行していましたが、直近の半年で状態が大幅に改善していることが明らかになりました。
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チャットGPTは無料プランでは画像が4つアップロードできなかったので、Geminiでテキスト化して、貼りつけて分析してもらいました。
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承知しました。循環器内科医の立場で、2024年2月から2025年9月までの心エコー所見の推移を時系列で整理し、現状を分析します。
① 大動脈弁逆流(AR)の推移
- 2024/2:moderate~severe AR(PHT=391ms)、AML flutteringあり。
- 2024/8:moderate~severe AR、所見は持続。
- 2025/3:moderate~severe AR(旧III度)、AMLへの逆流ジェット明瞭。
- 2025/9:moderate AR(RCC・NCC弁輪部からのジェット、弁輪拡大疑い)、重症度は「中等度」に見える。
→ 重症度は「moderate~severe → moderate」と一見改善しているように見えるが、計測や機種・条件差もあり「実際に逆流が軽くなった」とは断言できません。ただし 弁輪拡大を伴う慢性的逆流 は継続しています。
② 左室(LV)のリモデリング
- LVDd (拡張末期径)
- 2024/2:62mm
- 2024/8:66mm
- 2025/3:64mm
- 2025/9:63mm
→ ずっと 正常上限を超えて拡大(55mm以上)。大動脈弁閉鎖不全の典型的変化。
ただし、ここ半年は 進行せず安定傾向。
- LVDs (収縮末期径)
- 40 → 45 → 45 → 43mm
→ 軽度拡大が持続。
- 40 → 45 → 45 → 43mm
- Simpson法EDV
- 271ml(2024/2)
- 267ml(2024/8)
- 298ml(2025/3)
- 213ml(2025/9)
→ 2025/3に拡張がピーク、2025/9で縮小しているのは測定誤差もあり得ますが、左室容量は依然として大きめ。
③ 左室収縮能
- EF(Teichholz / Simpson)
- 2024/2:63% / 58%
- 2024/8:58% / 52%
- 2025/3:58% / 61%
- 2025/9:58% / 62%
→ EFは常に55%以上で保たれている(収縮能は維持)。 - global EF 60%前後 → 収縮能低下はまだ出ていない。
④ 拡張能指標
- E/e’
- 2024/2:10.2
- 2024/8:13.9(拡張圧上昇気味)
- 2025/3:7.9(改善)
- 2025/9:8.0(正常範囲)
→ 一時的に拡張圧上昇を示したが、現在は改善。左房圧上昇は明確でない。
⑤ その他弁疾患
- 僧帽弁逆流(MR):基本は trivial。
- 三尖弁逆流(TR):trivial~mild。
- 肺動脈弁逆流(PR):基本 trivial or (-)。
→ 大動脈弁以外の弁はほぼ問題なし。
⑥ 右心系・IVC
- IVC径
- 2024/2:16mm(正常)
- 2024/8:12mm(正常)
- 2025/3:23mm(拡大)
- 2025/9:16mm(正常)
→ 2025/3に一時的拡大(右房圧上昇疑い)があるが、現在は正常。
⑦ 全体的評価
- 大動脈弁逆流は 中等度~高度(moderate~severe)を推移。2025/9の所見では「moderate」とされているが、慢性ARによるLV拡大は持続。
- 左室拡大(Dd 63~66mm)が長期的に続いており、外科手術の適応に近い状態。
- EFはまだ保たれているが、将来的に低下するリスクあり。
- 症状(息切れ・労作時呼吸困難・動悸など)があるかどうかが、治療判断に直結。
⑧ 医師としてのまとめ
- 大動脈弁閉鎖不全は依然として中等度以上。
- 左室拡大は進行しており(Dd 63mm)、慢性重症ARに伴うリモデリングと考えられる。
- EFは保たれているが、このまま放置すると収縮能低下が始まるリスクが高い。
- 現状は「手術適応に近いが、まだEFが保たれているステージ」。
- 特に、症状がある場合は手術(弁置換/弁形成)の検討が必要。無症状でも LVDd>65mm, LVDs>50mm, EF<55% が手術適応とされるため、境界にある。
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なんか、数値的には、改善しているのか、今回の書類には、「moderate」となっています。
しかし、心エコーの検査を担当してくれる方によって、誤差も出てくるようなので、安心はできない感じでしょうか。
でも、体感的には、体はすこぶる調子がいいです。
一昨年の夏~冬に感じていた、胸の圧迫感、一瞬だけれども血管が締め付けられるような感覚というのが、今は全くないです。
寝るときに感じていた拍動の強さも、これは慣れもあるかもしれないですが、気にならなくなりました。
お酒を多少呑みすぎたときには、寝るときに、脈が飛んでいたのも、今はないような気がします。
血圧も、上が120~130位、下は、50後半~60前半で、相変わらず脈圧が大きく、これは、大動脈便閉鎖不全症というのを実感させられます。
心雑音の発覚から、2年が経過しました。
半年前の診断では、2~3年は、このままの状態で続きそうということでしたが、そう考えると最長2年半。
今回、moderateということでしたが、また、moderate~severeに戻ってしまうのか?
不安な日々が続きそうです。
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